toshiの独り言

他愛もない、改め ダメダメな日々の思いなど… since 2004.10.20

秒計時と分計時

今度のラリー、分計じゃなくて秒計だっていうんだけどさぁ、

申告ってどうやるんだっけ?


ラリーとは、減点方式のモータースポーツ

よぉい、ドン!でスタートするレースと違い、

各車が1分毎にスタートし、

(最大60台までで、全車がスタートするまでに1時間)

主催者が設定した所要時間に対して、

どれだけ近い時間で走ることができるかを競い、

早くても遅くても1秒1点の減点となる。

というのは、昔の話、かな。

今は、

SS(スペシャルステージ)区間を設けて、

かかった秒数がそのまま減点となる、

のが主流だ。

(ようは早い者勝ち)

この場合、各SS間の移動も競技中となるわけで、

そこでの減点を抑え純粋に速さだけを競うことを目的に設けられたのが、

1分1点減点の分計時。

(と私は理解している)

一つのシリーズ(県とか地区とか)に

SS方式のラリーと計算方式のラリーが混在すると、

ナビは、細かい計算で頭を悩ますことはない、

ドラは、自分の腕だけで勝負ができる、

それぞれの理由から参加者はSS方式に集まりがち。

(私は、計算こそナビの楽しみだと考えている。

もちろん、コ・ドラとしてドラをいかに速く走らせるかも楽しみの一つ。

しかし、コ・ドラは飾りで自分の好きなように走るドラや、

そんなドラをコントロールできないコ・ドラもいる。)

こうなると、主催者も参加者を集めるため、SS方式の採用に努力する。

(ラリーの開催には、警察、自治体、そしてなにより、

地元住民の理解が必要で、SS方式は計算方式よりもハードルが高い。)

そうして、SS方式に慣れてしまうと、計算できないナビが生まれ、

先述のような問い合わせとなる。

もっとも、

電話してきたのは、以前一緒に参加していたドラだけど(^^;


SS方式やWRCで採用されているタイムコントロール制の導入には、

ラリージャパンやラリー北海道の存在も大きいだろう。

日本で開催されて、身近に感じられるようになったのも事実。

(あくまでも「感じられる」であり、「身近になった」とは思えない。)

最初からタイムコントロール制を導入したのが、

トヨタ、TRDのバックアップで始まったヴィッツラリーだ。

初代ヴィッツ(SCP10)では、

ロールバーやガードが組まれた状態の車がディーラーで入手可能、

というそれまででは信じられないこともしてくれたわけだが、

現行ヴィッツ(NCP91)ではどうだったかな?

今から思えば、アレもバブルだったのかなぁ。

ヴィッツラリーは、たしかに入門編には良いのかもしれないが、

「あ、そのコマ図、去年も間違ってた。こっちだから!」

などという台詞が交わされることもあるらしいので、

だいぶ身内だけのイベントになってきているのかもしれないな。