制御不能
8/12の東京都のモニタリング会議で
「感染者が急増し、制御不能な状況」
との発言があった。
制御したかったのは感染者数だろうけど、
では、これまで制御できていたのかというと、
はなはだ疑問だ。
2020年春の最初の緊急事態宣言下は、
確かに制御できていたように思う。
人の動き、車の動きが、目に見えて減っていた。
高速道路などに、渋滞情報は皆無だった。
これは休業要請で出かける先が無かった、
ということも大きいと思う。
当時、
「要請と補償はセットで」
と言われていたけど、
休業要請が守られない現状を見れば、
補償が形式的なものにすぎないのは明らかだ。
有り難いけど十分ではない。
政府のコロナ対策分科会は、
人の流れを減らすべく対策の強化を提言するも、
あくまでもお願いベース、
自助で乗り切って、
というのが菅総理、国の方針か。
ワクチン接種さえ進めばなんとかなる、
と言う姿勢は思考停止に見えてくる。
ロックダウンを可能にする法整備への話もあるが、
今の政府にその手段を与えるのは、
あまりにも危険な気がする。
先の東京都のモニタリング会議での、
「自分の身は自分で守る段階」との発言は、
政府の「自助」を追認した形か。
現在の緊急事態宣言は８月末まで。
現状を踏まえれば延長も十分考えられるけど、
いつまで？
それとも、
宣言は効果がないからと８月末でそのまま解除かな。
