以前にも書きましたが、私のお仕事は数値解析。
その内容は、耐震に関するもの。
耐震といってもピンとこない人もいると思いますが、
その対象物が地震に対してどの程度耐えられるか、
ということです。
地震が発生した時、対象物がどのように動くか。
その結果、どこが耐えられなくなり、どのように壊れるか。
ちょっと前までは、地震に対して絶対壊れてはいけない、
という考えが主流でしたが、最近では乱暴な言い方かもしれませんが、
少し位は壊れてもいいよ、と変わりつつあります。
これは設計上とても不経済だし、そもそも絶対なんてあり得ない。
実際、兵庫県南部地震を始めとする、最近の大きな地震による被害を
目の当たりにしては、考えを変えざるを得ない、
というところではないか、と。
というところで、とてもタイムリーなものになってしまいました。